食の価値開発はどの企業も取り組んでいますが、いわゆる「千に三つ」の社長発信の想いつき、ひらめき主体の開発が多く見受けられます。新たな発想や着眼はとても重要なことですが、その着眼や発想を生かしきる「開発マネジメントの進化」が極めて重要な取り組みと言えます。以下の「自社の開発マネジメント 現状認識と仕組みづくり6つチェックポイント」で自社点検を行ってみてください。
1.開発方針と開発体制
- 開発の起点は何か?
- 開発目標は何か?
- 開発コンセプトは出来ているか?
- 開発体制と部門連携は出来ているか?
2. 開発実績と開発新商品の貢献度
- 開発数と開発期間は明確か
- 素材・技術・製法別開発実績は把握しているか?
- チャネル別開発実績は把握しているか?
- 新商品売上高寄与率は明確か?
3.開発フローとそのチェックポイント
- 開発ステップは明確か?
- 開発業務フローは明確か?
- ステップ別業務の棚卸は行っているか?
- 推進フォーマットに基づいて進めているか?
4.ビジョン・戦略に基づいた開発体制と意思決定
- 戦略に沿った開発の方向性は共有されているか?
- 開発目標と方針は共有されているか?
- 開発体制と役割は共有されているか?
5.開発マネジメント手法を開発フローで設定し確立する
- ニーズ調査、コンセプトメークを行っているか?
- サンプル品試作・評価を行っているか?
- 最終商品づくりはスムーズか?
6.開発成果の把握とレビュー
- 量産化による収益貢献実績は把握しているか?
- 開発商品のライフサイクルは明確か?
- 開発商品のスクラップ&モデルチェンジは予定されているか?
開発マネジメント体制の自社点検から進化への取り組みにぜひ取り掛かってみてください。
以上